EXHIBITIONS

みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術

2020.04.25 - 06.28

アルフォンス・ミュシャ ツタ 1901 ミュシャ財団蔵 © Mucha Trust 2020

アルフォンス・ミュシャ 舞踏―連作〈四芸術〉より 1898 ミュシャ財団蔵 © Mucha Trust 2020

アルフォンス・ミュシャ モナコ・モンテカルロ 1897 ミュシャ財団蔵 © Mucha Trust 2020

アルフォンス・ミュシャ 黄道十二宮 1896 ミュシャ財団蔵 © Mucha Trust 2020

アルフォンス・ミュシャ ヒヤシンス姫 1911 ミュシャ財団蔵 © Mucha Trust 2020

※2020年4月25日より開催予定だった「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術」展は、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを踏まえ、開催を中止。詳細は公式ウェブサイトにて案内。

 アール・ヌーヴォーを代表する芸術家アルフォンス・ミュシャ(1860〜1939)。1887年に出身地のチェコ共和国(当時・オーストリア=ハンガリー帝国領モラヴィア)からパリに出たミュシャは、当時の人気女優サラ・ベルナールを描いたポスター《ジスモンダ》を手がけたことをきっかけに、ポスター作家として一躍有名となった。

 その後も、「線の魔術」とも言える繊細で華やかな作品で人々を魅了し、女性像を彩る華やかな装飾がミュシャ様式と呼ばれるスタイルは、後世のアーティストたちに影響を与え続けている。

 ミュシャ財団が監修する本展は、時代を超えて愛される画家の秘密をひも解くもの。ミュシャ幼少期の貴重な作品、自身の蔵書や工芸品、20代に手がけたデザインやイラスト、そしてミュシャの名前を一躍有名にしたポスターなどを通じて、その原点と作品の魅力に迫る。
 
 さらに、後世においてミュシャから影響を受けたアーティストたちの作品も展示。明治の文芸雑誌の挿絵、1960〜70年代のイギリスやアメリカのグラフィック・アート、日本のマンガ家やアーティストの作品など、あわせておよそ250点でミュシャ様式の流れをたどる。