EXHIBITIONS

ハマスホイとデンマーク絵画

2020.04.07 - 06.07

ヴィルヘルム・ハマスホイ 背を向けた若い女性のいる室内 1903-04 ラナス美術館 © Photo: Randers Kunstmuseum

「北欧のフェルメール」とも称されるデンマークの画家、ヴィルヘルム・ハマスホイの西日本で初となる展覧会が開催される。

 1864年、コペンハーゲンに生まれたハマスホイ。フランスでは印象派やゴッホ、ゴーガンが活躍し、ピカソが独自の絵画を描き始める頃、ハマスホイはデンマークの首都コペンハーゲンの自宅の室内で、抑えられた色調の静謐な絵画を黙々と描いていた。西洋絵画が華々しい展開を遂げた19世紀末にあって、ハマスホイの静けさはひときわ異彩を放った。

 本展では、ハマスホイの珠玉の作品とあわせて、19世紀デンマーク絵画の傑作を展示。ハマスホイの特異な才能を育んだ、デンマークの豊かな芸術文化を幅広く紹介する。

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、4月7日からの開幕を延期していた「ハマスホイとデンマーク絵画」は5月26日より開催予定。ただし、入館時間帯は整理券配布による指定制。詳細は公式ウェブサイトにて案内。