EXHIBITIONS

桜を見る会

2020.04.04 - 04.25

岡本光博 日本の春 2020

フランシス真悟 Mirroring(magenta-gold) 2019 Courtesy of MISA SHIN GALLERY

本展DM

 eitoeikoでは、1952年より例年新宿御苑にて行われてきた「桜を見る会」が2019年をもって中止となったことに鑑み、その灯火を絶やさぬよう美を愛する作家たちが集い、桜をモチーフとした様々な技法の作品を通じて古来から続く日本の美しさを考察する。

 参加作家は、故郷・沖縄の風景などを題材に絵画を描く石垣克子、現代のポップ・アイコンを用いて、著作権や権力構造の問題に切り込む作品を発表する岡本光博、画家の千葉大二郎が主宰するアーティスト・グループ「硬軟」、不死をテーマに、映像や書、液体、セラミックなどの多彩な素材から作品を制作する島本了多。

 見る角度によって様々な色が立ち現れる連作などを通して、絵画における空間の広がりや精神性を探求するフランシス真悟、絵画を表面とみなし、その裏面に潜む固定観念をあぶり出す試みを行う李晶玉(リ・ジョンオク)、国家や戦争への冷静への眼差しを映像化する柳井信乃の7名。