EXHIBITIONS
杉本博司 瑠璃の浄土
2020年、86年の歴史を有する京都市美術館が、京都市京セラ美術館としてリニューアル・オープン。開館記念展のひとつとして、新たに開館する「東山キューブ」では、国際的に活躍する現代美術作家・杉本博司の個展を開催する。
杉本は1948年東京都生まれ。70年代よりニューヨークを拠点に、大型カメラを用いた高度な技術と独自のコンセプトによる写真作品を制作し、世界的に高い評価を受けてきた。また、古今東西の古美術や歴史資料などの蒐集や建築、舞台演出といった幅広い活動を行い、宗教・科学・芸術の交差で、時間の概念や人間の知覚、意識の起源に関する問いを探求し続けている。
京都は、杉本がニューヨークと日本を行き来するなかで何度も訪れて撮影を行い、その長い歴史から思索を誘発された作品を生み出してきた縁の深い場所。本展では、新たに制作された京都蓮華王院本堂(通称:三十三間堂)中尊の大判写真作品「仏の海」を軸に、現代における人々の魂が向かう場所としての浄土の観想を問い直す、仮想の寺院の展示を試みる。
また、「京都」「浄土」「瑠璃ー硝子」にまつわる様々な作品や考古遺物に加え、屋外の日本庭園には、ヴェネチアやヴェルサイユ宮殿での展示を経た《硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)》を設置。さらに、新作の大判カラープリントシリーズ「OPTICKS」を世界初公開する。
杉本は1948年東京都生まれ。70年代よりニューヨークを拠点に、大型カメラを用いた高度な技術と独自のコンセプトによる写真作品を制作し、世界的に高い評価を受けてきた。また、古今東西の古美術や歴史資料などの蒐集や建築、舞台演出といった幅広い活動を行い、宗教・科学・芸術の交差で、時間の概念や人間の知覚、意識の起源に関する問いを探求し続けている。
京都は、杉本がニューヨークと日本を行き来するなかで何度も訪れて撮影を行い、その長い歴史から思索を誘発された作品を生み出してきた縁の深い場所。本展では、新たに制作された京都蓮華王院本堂(通称:三十三間堂)中尊の大判写真作品「仏の海」を軸に、現代における人々の魂が向かう場所としての浄土の観想を問い直す、仮想の寺院の展示を試みる。
また、「京都」「浄土」「瑠璃ー硝子」にまつわる様々な作品や考古遺物に加え、屋外の日本庭園には、ヴェネチアやヴェルサイユ宮殿での展示を経た《硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)》を設置。さらに、新作の大判カラープリントシリーズ「OPTICKS」を世界初公開する。