EXHIBITIONS
チェン・ウェイ
中国社会への洞察を写真作品で表現するアーティスト、チェン・ウェイの個展が開催される。
チェンは1980年中国浙江省生まれ。一人っ子政策や改革開放政策以後に生まれた「80後」と呼ばれる世代を代表する作家として、現在は北京を拠点に活動。初期から写真を主に表現媒体として用い、多彩な写真技法で知られている。2015年からは、LED掲示板を用いた作品シリーズを開始。商業広告に溢れた中国社会の一面を示すとともに、よりよい生活を約束するような謳い文句で、人々の儚い希望や夢を表している。
本展では、ギャラリーの空間全体にLED掲示板を用いた新作の立体作品を配置。10点の立体作品は、全体として華やかな夜の都市風景のようにも見えるいっぽう、掲示板上に「Where are you going tonight?」という問いかけが時折出現し、暗闇を照らす光が大都市に生きる人々の疎外感を暗示しているようでもある。
21世紀の都市風景、またそこに住む人々に関心を寄せてきたチェンの最新作に注目したい。
※新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、3月25日よりアポイントメント制。
チェンは1980年中国浙江省生まれ。一人っ子政策や改革開放政策以後に生まれた「80後」と呼ばれる世代を代表する作家として、現在は北京を拠点に活動。初期から写真を主に表現媒体として用い、多彩な写真技法で知られている。2015年からは、LED掲示板を用いた作品シリーズを開始。商業広告に溢れた中国社会の一面を示すとともに、よりよい生活を約束するような謳い文句で、人々の儚い希望や夢を表している。
本展では、ギャラリーの空間全体にLED掲示板を用いた新作の立体作品を配置。10点の立体作品は、全体として華やかな夜の都市風景のようにも見えるいっぽう、掲示板上に「Where are you going tonight?」という問いかけが時折出現し、暗闇を照らす光が大都市に生きる人々の疎外感を暗示しているようでもある。
21世紀の都市風景、またそこに住む人々に関心を寄せてきたチェンの最新作に注目したい。
※新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、3月25日よりアポイントメント制。