EXHIBITIONS

大阪府20世紀美術コレクション展

ココロヲウツス

「ココロヲウツス展」メインビジュアル 掲載作品:上前智祐 《無題》(2007) 撮影=麥生田兵吾

上前智祐 縫(赤) 1982 大阪府20世紀美術コレクション

麥生田兵吾 AS1 untitled 2016

麥生田兵吾 AS1 untitled 2016

麥生田兵吾 AS3 untitled 2015

岩宮武二 トンネル(大倉―矢柄間) 発表年:1956 プリント制作年:1994 大阪府20世紀美術コレクション

 大阪府立江之子島文化芸術創造センターは、2019年より大阪府の20世紀美術コレクションを、アーティストの視点を介して紹介する展覧会シリーズをスタート。第2弾となる今回は、大阪を拠点に活躍する写真家・麥生田兵吾(むぎゅうだ・ひょうご)を迎えて開催する。

 麥生田は1976年生まれ。生と死をテーマに、「Artificial S」と題された5章からなる壮大な写真プロジェクトを展開。また2010年より、撮影した写真を自身のウェブサイトにアップするプロジェクト《pile of photographys》を1日も欠かすことなく続けている。近年の個展に「Artificial S5 心臓よりゆく矢は月のほうへ」(Gallery PARC、京都、2018)、展覧会に「アーカイブをアーカイブする」(みずのき美術館、京都、2018)など。

 本展では、麥生田が「曖昧なものを感じること、確かさを感じること、世界と心を感じること」をテーマに大阪府のコレクションから写真や絵画作品などを選定。そこに自身の作品を加え、互いから生まれるイメージを探る。