EXHIBITIONS

内藤カツ 個展「Once in Harlem」

伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ内「ART UP」
2019.12.11 - 12.31

© Katsu Naito

© Katsu Naito

© Katsu Naito

 ニューヨーク在住の写真家・内藤カツの個展が、伊勢丹新宿店メンズ館2階のギャラリースペース「ART UP」で開催される。

 内藤は1964年東京都生まれ。83年に渡米し、言葉の不自由さを埋める手立てとしてカメラを手に取る。87年に訪れたハーレムの土地に魅了されて、翌年から約5年半居住。恐怖や緊張感と隣合わせの生活のなかで、2年ほどかけて徐々にハーレムに住む人々受け入れられ、90年代はじめから同地の撮影を開始した。当時のハーレムそのものをとらえた写真は作品集『Once in Harlem』に収録されている。

 同じ頃、ニューヨークのストリートで売春婦の撮影も行い、2010年、ネペンテスニューヨーク店にてポートレイトによる個展「WEST SIDE RANDEZVOUS」を開催。近著に、ハーレムの写真集『ONCE IN HARLEM』(2018)がある。

 本展では、この『Once in Harlem』から9枚の写真をセレクトし、ネガフィルムで保管されたものを現像・焼き付けした写真作品に加えて、同名写真集を展示・販売。また、セレクト写真をシルクスクリーンプリントしたカットソーも発売される。

 本展は、同じコミュニティーのなかで生活をともに内藤だからこそ撮ることができた「当時のハーレムそのもの」を体感できる特別な機会。12月16日には、イセタンメンズの公式メディア「IMn」にて内藤のインタビュー記事が公開される。