EXHIBITIONS
特集展示 船場の絵描き
庭山耕園 ― 近代大阪の四条派 ―
庭山耕園(にわやま・こうえん、1869〜1942)は、明治に兵庫県姫路市で生まれ、大阪の船場を中心に活躍した絵師。13歳頃より四条派の上田耕冲に師事し、一時、豪健な日本画を手がけた鈴木松年にも学んだ。
写生に基づく季節感あふれる瀟洒な花鳥画を多く描いた耕園。部屋との調和、いわゆる「床映り」を重視した作品は床の間に飾られ、大阪の人々に広く親しまれた。
本展では、耕園の生誕150年を記念し、大阪市立美術館の所蔵品および寄託作品を展示。近代大阪が育んだ船場文化の風情が感じられる作品を紹介しながら、耕園の画業をたどる。
写生に基づく季節感あふれる瀟洒な花鳥画を多く描いた耕園。部屋との調和、いわゆる「床映り」を重視した作品は床の間に飾られ、大阪の人々に広く親しまれた。
本展では、耕園の生誕150年を記念し、大阪市立美術館の所蔵品および寄託作品を展示。近代大阪が育んだ船場文化の風情が感じられる作品を紹介しながら、耕園の画業をたどる。