EXHIBITIONS
アーティスト・イン・レジデンスつなぎ2019
大平由香理展 海鳴り
気鋭のアーティストを迎える「アーティスト・イン・レジデンスつなぎ」2019年度の招聘作家は、日本画を主軸にアートの可能性を探求する画家・大平由香理。今年8月から約4ヶ月間、津奈木町で人々や自然と交流しながらの滞在制作を終え、その成果展が開催されている。
大平は1988年岐阜県生まれ、2013年東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻日本画研究領域修了。山梨県での活動を経て、現在は大分県別府市を拠点に制作を行う。これまで北アルプス国際芸術祭(長野、2017)や、VOCA展(上野の森美術館、東京、2018)など、数々の展覧会やプログラムに積極的に参加するほか、近年は社会福祉施設での活動にも力を入れている。
別府市に移り住むまでの日々の大半を山に囲まれた土地で過ごしてきた大平。圧倒的な存在感を放つ山塊をはじめ、自然界に鎮座する命の源泉を日本画の伝統と大胆なアイデアによって描いた作品は、森羅万象が織りなす世界の奥深さと、その一部である私たちの日常の尊さと儚さを伝えている。
本展では、津奈木町の特別養護老人ホームや一般参加者の協力を得て制作した大型作品など新作約20点を発表。津奈木町での制作について、「集落に面した海は穏やかですが、心を澄ますと自然のざわめきとともに地球の胎動が海鳴りのように響いてきた」と言葉を寄せている。
大平は1988年岐阜県生まれ、2013年東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻日本画研究領域修了。山梨県での活動を経て、現在は大分県別府市を拠点に制作を行う。これまで北アルプス国際芸術祭(長野、2017)や、VOCA展(上野の森美術館、東京、2018)など、数々の展覧会やプログラムに積極的に参加するほか、近年は社会福祉施設での活動にも力を入れている。
別府市に移り住むまでの日々の大半を山に囲まれた土地で過ごしてきた大平。圧倒的な存在感を放つ山塊をはじめ、自然界に鎮座する命の源泉を日本画の伝統と大胆なアイデアによって描いた作品は、森羅万象が織りなす世界の奥深さと、その一部である私たちの日常の尊さと儚さを伝えている。
本展では、津奈木町の特別養護老人ホームや一般参加者の協力を得て制作した大型作品など新作約20点を発表。津奈木町での制作について、「集落に面した海は穏やかですが、心を澄ますと自然のざわめきとともに地球の胎動が海鳴りのように響いてきた」と言葉を寄せている。