EXHIBITIONS
磯谷博史「物音」
彫刻、写真、ドローイングの相互関係を通して、時間感覚を再考するアーティスト・磯谷博史の個展が栃木県の板室温泉大黒屋で開催されている。
磯谷は1978年生まれ。東京藝術大学建築科卒業後、同大学大学院先端芸術表現科およびロンドン大学ゴールドスミスカレッジで美術を学んだ。2017年、ポンピドゥー・センター主催のコレクション展「The Specter of Surrealism」に参加。現在、ポーラ美術館で開催中の展覧会「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」(〜12月1日)に出展している。
周囲で出会う事物をきっかけに、私たちが持つ出来事への認識や時間のとらえ方について思考する磯谷。本展では、新作を含む写真作品を中心に、被写体に付随していたであろう「音」を意識した展示を構成する。
本展で展示される《事のもつれ》は、棚から額が落下する様子を撮影したもので、私たちの時間感覚にひとつの違和感を投げかける作品。もういっぽうのシリーズは、カラーで撮影された写真をセピア調にし、かつてその画像のなかにあった特徴的な色を額に着彩したもの。写真がとらえる「過去」と、着彩されたものとしての額の「現在」を関連づける。
会期中の11月26日には、音楽家・蓮沼執太が本展の「物音」にひもづくパフォーマンスが行われる。
磯谷は1978年生まれ。東京藝術大学建築科卒業後、同大学大学院先端芸術表現科およびロンドン大学ゴールドスミスカレッジで美術を学んだ。2017年、ポンピドゥー・センター主催のコレクション展「The Specter of Surrealism」に参加。現在、ポーラ美術館で開催中の展覧会「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」(〜12月1日)に出展している。
周囲で出会う事物をきっかけに、私たちが持つ出来事への認識や時間のとらえ方について思考する磯谷。本展では、新作を含む写真作品を中心に、被写体に付随していたであろう「音」を意識した展示を構成する。
本展で展示される《事のもつれ》は、棚から額が落下する様子を撮影したもので、私たちの時間感覚にひとつの違和感を投げかける作品。もういっぽうのシリーズは、カラーで撮影された写真をセピア調にし、かつてその画像のなかにあった特徴的な色を額に着彩したもの。写真がとらえる「過去」と、着彩されたものとしての額の「現在」を関連づける。
会期中の11月26日には、音楽家・蓮沼執太が本展の「物音」にひもづくパフォーマンスが行われる。




