眼差し そしてもう一つの

　ヌードをテーマとした絵画作品を中心に展示し、20世紀初頭から現代に至る身体表象を俯瞰する展覧会。
　
　本展では、ポール・セザンヌ、パブロ・ピカソ、藤田嗣治、エゴン・シーレ、トム・ウェッセルマン、サイトウマコト、マルレーネ・デュマス、キース・ヘリング、井田幸昌のアーティスト9名のペインティング、水彩、ドローイングなどを展示。アーティスト、鑑賞者、モデルなど誰にとっても身近な存在である身体がどのように表象されてきたのか、ヌードを切り口にその変遷をたどる。

　また本展では、NUKAGA GALLERY（東京）で行われた展覧会「藤田嗣治 ‒Nude‒」より藤田の裸婦像を5点展示。藤田の作品を、セザンヌから現代アーティストまで様々な作家の作品と併置することで、藤田の身体表象を新たな文脈上で考え直す。