EXHIBITIONS
松井紫朗「Far Too Close」
人の知覚や空間概念に働きかける作品を展開してきた彫刻家・松井紫朗の新作個展が開催されている。
松井は1960年奈良県生まれ。83年の初個展以来、木や金属、土、石など多様な素材を用いた、生物を思わせる作品で「関西ニューウェーブ」を担う若手美術家のひとりとして注目を集めた。90年代前半からは建築物と一体となったインタラクティブ作品や、巨大バルーンの作品も制作。身近な出来事から天体の動きまで、周囲の事象と自己を相対的に位置づけ、身体を通じて対話する作品を多様な素材、形体、色彩、スケールで手がけ、新鮮な空間概念を提示し続けている。
本展では、人と人、人と地球との位置関係をユーモラスに表現するインタラクティヴ作品《Lag Behind/Lag Forward》や、展示室から中庭へと伸ばした導管で空間の内と外をつなぐインスタレーション《Capital T》などの新作を展示。鑑賞者が「内/外」「こちら/むこう」「見る/見られる」といった様々な領域や関係を往来し体験しながら、作品を通して地球規模の時間や距離を知覚していく、「近くて遠い」遊び心に溢れた空間が出現する。
松井は1960年奈良県生まれ。83年の初個展以来、木や金属、土、石など多様な素材を用いた、生物を思わせる作品で「関西ニューウェーブ」を担う若手美術家のひとりとして注目を集めた。90年代前半からは建築物と一体となったインタラクティブ作品や、巨大バルーンの作品も制作。身近な出来事から天体の動きまで、周囲の事象と自己を相対的に位置づけ、身体を通じて対話する作品を多様な素材、形体、色彩、スケールで手がけ、新鮮な空間概念を提示し続けている。
本展では、人と人、人と地球との位置関係をユーモラスに表現するインタラクティヴ作品《Lag Behind/Lag Forward》や、展示室から中庭へと伸ばした導管で空間の内と外をつなぐインスタレーション《Capital T》などの新作を展示。鑑賞者が「内/外」「こちら/むこう」「見る/見られる」といった様々な領域や関係を往来し体験しながら、作品を通して地球規模の時間や距離を知覚していく、「近くて遠い」遊び心に溢れた空間が出現する。