EXHIBITIONS

開校100年 きたれ、バウハウス ー造形教育の基礎ー

2019.10.12 - 12.01

西宮市大谷記念美術館「きたれ、バウハウス展」メインビジュアル デザイン:シルシ/上田英司

マルセル・ブロイヤー クラブ・アームチェア B3(ヴァシリー) 1925(製造1928 / 29年頃) ミサワホーム株式会社蔵

 今年、その誕生から100年目を迎えた芸術学校「バウハウス」は、「諸芸術を建築のもとに総合する」という目標を掲げ、優れたデザイナーや建築家を輩出し、画期的なデザインを生み出した。

 なによりも「バウハウス」の特徴であるのが、ヴァシリー・カンディンスキー、パウル・クレーなど時代を代表する芸術家たちが教師とするユニークな授業だ。「マッチ棒4本でさえ教材になりうる」と語ったヨハネス・イッテンの授業など、斬新で目を引くものが多い。

 本展では「バウハウス」で実際に行われた授業内容を紹介するとともに、その一端を再現授業やワークショップなどを実施。あわせて、そこから発展した家具工房をはじめ、金属工房や陶器工房などの成果や資料ほか約300点を展示する。
 
 アートやデザイン史に多大な影響を与えた「バウハウス」の教育を体験してみてはいかがだろうか。