EXHIBITIONS
横尾忠則 自我自損展
アーティストの横尾忠則が自身初の試みとして、公立美術館で自らの個展をキュレーションする。
横尾忠則は1936年兵庫県生まれ。56年より神戸新聞社にてグラフィックデザイナーとして活動後、59年に独立。唐十郎、寺山修司、土方巽といった舞台芸術のポスターなどを数多く手がけた。80年、ニューヨーク近代美術館で開催されたピカソ展に衝撃を受け、「画家宣言」を発表。以降、画家として。自然風景から街中の「Y字路」を描いたシリーズ、俳優、ミュージシャンといったスターたちの肖像画など多様な作品を発表している。
本展タイトルの「自我自損」は、「エゴに固執すると損をする」という意味の造語。その背景には、自らの旧作に容赦なく手を加えて新たな作品へと変貌させ、同一人物とは思えないほど大胆にスタイルを変化させる、横尾の自己否定、そして一貫したテーマである「自我からの開放」がある。
本展では、横尾が自ら出品作を選定し、展示プランを考案。現役アーティストの名を冠した美術館ならではの野心的な試みに期待したい。
横尾忠則は1936年兵庫県生まれ。56年より神戸新聞社にてグラフィックデザイナーとして活動後、59年に独立。唐十郎、寺山修司、土方巽といった舞台芸術のポスターなどを数多く手がけた。80年、ニューヨーク近代美術館で開催されたピカソ展に衝撃を受け、「画家宣言」を発表。以降、画家として。自然風景から街中の「Y字路」を描いたシリーズ、俳優、ミュージシャンといったスターたちの肖像画など多様な作品を発表している。
本展タイトルの「自我自損」は、「エゴに固執すると損をする」という意味の造語。その背景には、自らの旧作に容赦なく手を加えて新たな作品へと変貌させ、同一人物とは思えないほど大胆にスタイルを変化させる、横尾の自己否定、そして一貫したテーマである「自我からの開放」がある。
本展では、横尾が自ら出品作を選定し、展示プランを考案。現役アーティストの名を冠した美術館ならではの野心的な試みに期待したい。