EXHIBITIONS

MOTサテライト2019

ひろがる地図

東京都現代美術館 企画展示室地下2階、MOTスポット7箇所
2019.08.03 - 10.20

演劇クエスト 2018 Courtesy of Hong Kong Arts Center

今和泉隆行 空想地図 中村市(部分) 2018

 東京都現代美術館の活動を地域にも拡張し、作品鑑賞とまち歩きを通して、美術館周辺の「まち=地域」の魅力を再発見するシリーズ企画「MOTサテライト」。同館の休館中は、工場跡地や地域拠点を活用して展示を実施し、美術館とまちをつなげ、まちの魅力を掘り起こしてきた。

 今年のテーマは、土地の探検に欠かせない「地図」。この春にリニューアル・オープンしたばかりの美術館をメイン会場に、まちなかにも展示スポット(MOTスポット)が展開される。

 美術館の展示では、空想の都市の姿を詳細に描いた地図や、触覚や匂い、音などの感覚を表現した地図、そこに暮らす人の日常を可視化した地図など、様々な「地図」を紹介。海洋民族の作る不思議な海図や、誤解から描かれた古地図なども登場し、地図観を覆されながら、最後の展示室には、知らない土地と出会うきっかけとなる「冒険の書」が用意されている。

 本展には、今和泉隆行[地理人]、マリー・コリー・マーチ、光島貴之、サトウアヤコ、orangcosong+進士遙の5組が参加。このほか、東京都現代美術館の収蔵作品から、荒木珠奈、栗田宏一、ナイジェル・ホール、柳幸典の作品が展示される。