EXHIBITIONS

宮永愛子:漕法

高松市美術館|07.16 - 08.31

宮永愛子 川から海がはじまるとき 2007 写真=上野則宏 © MIYANAGA Aiko Courtesy Mizuma Art Gallery

宮永愛子 waiting for awakening -chair- 2017 写真=木奥惠三 © MIYANAGA Aiko Courtesy Mizuma Art Gallery

宮永愛子展「life」(ミヅマアートギャラリー、東京、2018)での展示風景 写真=宮島径 © MIYANAGA Aiko Courtesy Mizuma Art Gallery

宮永愛子 手紙(部分) 2013 写真=木奥惠三 © MIYANAGA Aiko Courtesy Mizuma Art Gallery

宮永愛子 suitcase -key- 2013 写真=木奥惠三 © MIYANAGA Aiko Courtesy Mizuma Art Gallery

宮永愛子 life 2018 写真=宮島径 © MIYANAGA Aiko Courtesy Mizuma Art Gallery

 常温で昇華するナフタリンなどを素材に「変わりながらも存在し続ける世界」を表現するアーティスト・宮永愛子の、四国では初となる大規模個展が開催される。

 宮永は1974年京都市生まれ。99年京都造形芸術大学芸術学部美術科彫刻コース卒業、2008年東京藝術大学大学院修了。日用品をナフタリンでかたどったオブジェや塩を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて「時間」という概念を視覚化する作品を制作している。

 11年に第25回五島記念文化賞美術新人賞、13年には日産アートアワード初代グランプリを受賞。イギリス(リバプール図書館ほか)、フランス(パリ日本文化会館)などでの個展開催や、国内外のグループ展に参加。現在、瀬戸内国際芸術祭2019(〜11月4日)の女木島でも作品を出展している。

 本展では、瀬戸内の景色やそこで暮らしてきた人々が積み重ねる時間をテーマに、澄んだ音色を奏でる讃岐名石「サヌカイト」を素材とした新作インスタレーションを発表。あわせて、日産アートアワード初代グランプリ受賞作品《手紙》、18年に発表した《life》など、これまでの代表的な作品を一挙に紹介する。

 涼やかで美しく、海の結ぶ景色や時間の痕跡を想起させる宮永の作品世界を楽しみたい。