EXHIBITIONS

After Opening

2019.06.22 - 07.07
 制作スタジオ、ギャラリー、サロンスペースを併設したオルタナティブスペース「四谷未確認スタジオ」が2019年6月で1周年を迎える。

 同スペースはアーティストの黒坂祐が中心となって運営する、制作・発表・交流の3つの機能を併せ持つ複合施設。これら3つの機能を連動させることで、日本美術に根づいた価値・市場・場所の再編を目指していくという。

 四谷未確認スタジオは、2018年6月25日にプレオープンスタジオを実施。それから1年という時間の中で展示を重ねながら、「制作・展示・交流を同時に同じ場所でやる」ための環境を整えた。

 1周年を記念して行われるオープンスタジオ「After Opening」では、ゆるやかな共同体を提示する展覧会を開催。出展者は奥誠之、石毛健太、黒坂祐、鈴木操、神保淳、多田恋一朗、都築拓磨、中川元晴、中根唯、丸山零、八木恵梨ら。初日に行われる自由出品ではアートプラットフォーム「startbahn」への登録、出品を経て、サロンスペースにて展示、販売をする。会期中には、トークイベントやパフォーマンスなども実施予定。

 本イベントを開催するにあたって、主宰を黒坂祐は、「未確認スタジオの活動は開いた後の動きこそ意義があると思ってます。それを達成するためにはこれから時代をつくっていく人たちの理解と協力が必要不可欠があり、いまはそれが最も足りていません。来たい人だけ来ればいいい、ではなくできるだけ多くの方のご来場を願っております」とコメントを寄せている。