EXHIBITIONS

韓国からの8人

ホ・ヨンファ Viewport 2017 撮影=Jeon Byungcheol

ジョン・ユジン 3rd Millennium Cave Art 2018 写真提供=Audio Visual Pavilion 撮影=Mingu Jeong

キム・ダジョン Glancing Blow 2018 写真提供=Dajeong Kim

ウ・ハンナ Find your fairy―あなたの妖精を見つけて 2019 写真提供=SeMA 北ソウル美術館

クァク・イヴ 面対面 施工建築プロジェクト:役割 2017 写真提供=Eve Kwak

ユ・ジョンミン 個展「私が頑張るから」(Dimention Variable、2018)での展示風景 撮影=Byoungjoo Yoon

ジュ・スラ Spot Motion4(魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語から変身シーン 36-44s/1m7-14s/1m35-42s/2m1-11s/2m33-46) 2017 撮影=Kyoungtae Kim

 韓国在住の批評家・紺野優希とパープルームが共同企画するグループ展。ソウルで活動するジョン・ユジン、キム・ダジョン、ユ・ジョンミン、ジュ・スラ、クァク・イヴ、ホ・ヨンファ、ウ・ハンナの若手作家7名を紹介する。

 本展の開催に先⽴って、2018年5月に紺野のキュレーションによる「『新⽣空間』展 ‒ 2010年以降の新しい韓国美術」(ゲンロン カオス*ラウンジ五反⽥アトリエ)が開催。1980年代から続いている⽇本のオルタナティヴ・アートスペースと2010年以降のアーティスト・コレクティヴ、そして近年の韓国に新たなに誕生した動向「新⽣空間」を⽐較検討する展覧会であった。

 いっぽう、パープルームギャラリー の「韓国からの8人」展では韓国のアートの動向や状況を資料を通して紹介するのではなく、パープルームギャラリーという場に根ざしたサイトスペシフィックなインスタレーションを展開することによって、観客がよりダイレクトに知覚できる場がつくられる予定だ。韓国のアーティスト7人と、パープルームという運動体が有するパープルームギャラリーが出会うことで生まれる環境や状況を注視しつつ、「現代美術」の定義とは何かを問い直すことを試みる。