夢のCHITABASHI美術館!?

　日本近世絵画の充実したコレクションを有する板橋区立美術館と千葉市美術館が、「もしも2館が合体した『CHITABASHI（ちたばし）』美術館」があったとしたら？」というコンセプトのもと、1度限りのコラボレーション展を開催する。

　本展では、2館の古美術コレクションを生かした自由な空間が登場。雪村や英一蝶、渓斎英泉ら、独自の感性が光る個性派が競演する「ちたばし個性派選手権」、司馬江漢や亜欧堂田善、小田野直武などの作品で江戸時代の洋風画の魅力を探る「江戸の洋風画」、俵屋宗達、尾形光琳から酒井抱一、鈴木其一、山本光一まで、琳派の継承をたどる「江戸琳派とその周辺」。そして、技術と創意が魅力的な3人、柴田是真、岡本秋暉、小原古邨の作品を特集展示した「幕末・明治の技巧派」の4つのテーマに沿って、約120点を鑑賞することができる。

　板橋区立美術館と千葉市美術館のお家芸が光る、23日間限定開館の「夢のCHITABASHI美術館」を楽しんでみてはいかがだろうか。