竹久夢二という生き方

　明治17（1884）年に生まれ、大正時代を象徴する画家として活躍した竹久夢二。画家としての活動にとどまらず、デザイナー、詩人としても数多くの作品を残し、恋と旅を重ね、ドラマチックな生涯を送った。

　昭和9（1934）年に世を去るまで、50年に満たない人生を駆け抜けた夢二の美の世界は、平成時代が幕を閉じようとするいまもなお、注目され続けている。

　本展では、明治・大正・昭和にわたる、ロマンに満ちた夢二の生き方と芸術を紹介。さらに、夢二をめぐる平成年間の動向も振り返り、その魅力に迫る。