EXHIBITIONS
やなぎみわ展 神話機械
1990年代から現在まで、現代美術と演劇界で活躍してきた美術家のやなぎみわ。その10年ぶりとなる大規模回顧展がアーツ前橋に巡回する。
《Elevator Girl》《My Grandmothers》や《Fairy Tale》など、女性をモチーフに、CGや特殊メイクを駆使した一連の写真作品で世界的に高く評価され、2009年には第53回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表として出展したやなぎ。演劇の分野では、大正期の日本を舞台に新興芸術運動の胎動を描いた『1924』、16年より台湾製のトレーラー車をステージの母体に、日本各地を巡礼する野外劇『日輪の翼』(原作=中上健次)で注目を集めてきた。
本展では、やなぎの代表的な作品、舞台作品のアーカイブを資料や映像で紹介。加えて舞台作品と並行して、日本神話をモチーフに撮影した写真作品の新シリーズ「女神と男神が桃の木の下で別れる」を国内で初公開し、やなぎの尽きない創造の源泉に迫る。
また、本展に向けて立ち上げた「モバイル・シアター・プロジェクト」において、群馬工業高等専門学校をはじめ、5校が連携協力して制作したマシンからなる「動き回る小型劇場」が展示室に登場。ウィリアム・シェイクスピアやハイナー・ミュラーなどの戯曲の一場面が繰り広げられる。
さらに、同プロジェクトの一環として、マシン4機が並ぶ展示空間で、ライブパフォーマンス『MM』を2日間上演。美術と機械工学、舞台芸術が交差する実験作となる。
《Elevator Girl》《My Grandmothers》や《Fairy Tale》など、女性をモチーフに、CGや特殊メイクを駆使した一連の写真作品で世界的に高く評価され、2009年には第53回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表として出展したやなぎ。演劇の分野では、大正期の日本を舞台に新興芸術運動の胎動を描いた『1924』、16年より台湾製のトレーラー車をステージの母体に、日本各地を巡礼する野外劇『日輪の翼』(原作=中上健次)で注目を集めてきた。
本展では、やなぎの代表的な作品、舞台作品のアーカイブを資料や映像で紹介。加えて舞台作品と並行して、日本神話をモチーフに撮影した写真作品の新シリーズ「女神と男神が桃の木の下で別れる」を国内で初公開し、やなぎの尽きない創造の源泉に迫る。
また、本展に向けて立ち上げた「モバイル・シアター・プロジェクト」において、群馬工業高等専門学校をはじめ、5校が連携協力して制作したマシンからなる「動き回る小型劇場」が展示室に登場。ウィリアム・シェイクスピアやハイナー・ミュラーなどの戯曲の一場面が繰り広げられる。
さらに、同プロジェクトの一環として、マシン4機が並ぶ展示空間で、ライブパフォーマンス『MM』を2日間上演。美術と機械工学、舞台芸術が交差する実験作となる。