EXHIBITIONS
大西伸明:投影と影取
二元論的解釈の保留・再考を通して、オリジナル/複製の本質を探ってきたアーティスト・大西伸明。薄さや反復といった手法を用いて、精巧でありながら感覚的に違和感が残るような立体や平面作品を手がけてきた。
大西は、スクリーン印刷を応用した技法「スループリンティング」を新たに考案。ゴム製のブレードでインクをこし出す通常のスクリーン印刷とは異なり、インクを吹きつけることでイメージを定着させ、版と支持体の距離によって焦点をコントロールしながら、「集中と拡散」という相反する状態をいちどにつくり出すことを成功させた。
今回、この独自の技法に特化した個展を、ギャラリーノマルで開催。「シワ」「デカルコマニー」「レリーフ」をキーワードに、ノマルの工房刷り師との協働で新たな表現に挑戦する。
会期の初日には、2011年開催された個展「注目作家プログラム チャンネル2:大西伸明 UNTITLED」 を担当した兵庫県立美術館の学芸員、小林公を招いたトークも行う。
なお、本展と同時期にギャラリーあしやシューレ(兵庫)にて、立体作品を中心とした個展「投影 / 影取 Projection / Extraction」が開催される。
大西は、スクリーン印刷を応用した技法「スループリンティング」を新たに考案。ゴム製のブレードでインクをこし出す通常のスクリーン印刷とは異なり、インクを吹きつけることでイメージを定着させ、版と支持体の距離によって焦点をコントロールしながら、「集中と拡散」という相反する状態をいちどにつくり出すことを成功させた。
今回、この独自の技法に特化した個展を、ギャラリーノマルで開催。「シワ」「デカルコマニー」「レリーフ」をキーワードに、ノマルの工房刷り師との協働で新たな表現に挑戦する。
会期の初日には、2011年開催された個展「注目作家プログラム チャンネル2:大西伸明 UNTITLED」 を担当した兵庫県立美術館の学芸員、小林公を招いたトークも行う。
なお、本展と同時期にギャラリーあしやシューレ(兵庫)にて、立体作品を中心とした個展「投影 / 影取 Projection / Extraction」が開催される。