EXHIBITIONS

クリスト&ガンテンバイン

The Last Act of Design- スイス建築の表現手法

ヒルサイドテラスF棟 ヒルサイドフォーラム
2019.03.20 - 03.31

Swiss National Museum, Zurich 2016 © Stefano Graziani

Office Building, Liestal 2011 © Stefano Graziani

Kunstmuseum Basel 2016 © Stefano Graziani

Office Building, Liestal 2011 © Christ & Gantenbein

List Customer Center, Arisdorf 2015 © Christ & Gantenbein

Mixed-use Tower, Pratteln 2016 © Christ & Gantenbein

List Customer Center, Arisdorf 2015 © Stefano Graziani

 スイスを代表する若手建築家ユニット、クリスト&ガンテンバインの探究の集大成が日本初公開される。

 クリスト&ガンテンバインは、エマニュエル・クリストとクリストフ・ガンテンバインによって1998年に設立された設計事務所。形態の自立的な特性に興味を持ち、古典と現代を調和させた画期的なプロジェクトを手がけてきた。

 これまでに手がけた重要なプロジェクトに、スイス国立博物館(2016)とバーゼル州立美術館(2016)の大規模な改修と増築。また、パリやミュンヘンの集合住宅、バーゼルの複合オフィスビル、チューリッヒのリンツ・チョコレート・コンピテンシー・センター、チューリッヒの大学病院など、様々な施設の建築にも携わってきた。

 2018年にはその功績が認められ、建築専門誌『Deezen』から優れた作品群に贈られる「Architect of the Year」賞を受賞。その他の受賞歴に、「Wieneberger Brick賞」(2018)、「Design Miami / Panerai Visionary賞」(2017)、「the best architect 18 金賞」(2017)などがある。

 本展は、クリスト&ガンテンバインが「The Last Act of Design」と呼ぶ建築におけるデザイン行為に着目。長年の協働関係を築く、写真家のステファノ・グラツィアーニの解釈から撮られた写真、配色・線にアレンジを加えたドローイングや3Dプリンタによる模型などによって、クリスト&ガンテンバインがつくり出す建築の多様性に迫る。