EXHIBITIONS
渡邉庸平「Giant Chorus」
1990年生まれ、東京藝術大学博士課程に在籍中の若手作家・渡邉庸平。これまで、駒込倉庫での個展「渡邉庸平:猫の肌理、雲が裏返る光」(2017)や、巣鴨のギャラリー・4649でで二人展「4 boxes and pyramids」(2018)を行うなど、今後の活躍が期待されている。
渡邉は、主に映像やインスタレーションを制作。機械操作によって大判の布が緊張と弛緩を繰り返す作品や、何枚もの布を掛けた大きな鉄の構造体など、空間を支配するインスタレーションをはじめ、木材で猫を模した折りたたみ可能な立体、自身の身体の部分が歪んだ形で映る写真といった、イメージを断片的にとらえた作品など、様々な形態を使って自身の世界観を表現している。
いずれの作品も共通して、詩的かつ繊細であり、視覚を通して生々しい質感を伝える。いっぽうで作品の表象には、座標や時空といったSF的な観点が込められており、広いスケール感で人間の想像力をとらえようと試みている。
HAGIWARA PROJECTSでの初個展となる本展では、複数配置された鉄パイブの立体にアニメーションを投影したインスタレーションを発表。渡邉が作品のテーマのひとつとする「光」について、反射や屈折といった現象を通して知覚する空間を展開する。
渡邉は、主に映像やインスタレーションを制作。機械操作によって大判の布が緊張と弛緩を繰り返す作品や、何枚もの布を掛けた大きな鉄の構造体など、空間を支配するインスタレーションをはじめ、木材で猫を模した折りたたみ可能な立体、自身の身体の部分が歪んだ形で映る写真といった、イメージを断片的にとらえた作品など、様々な形態を使って自身の世界観を表現している。
いずれの作品も共通して、詩的かつ繊細であり、視覚を通して生々しい質感を伝える。いっぽうで作品の表象には、座標や時空といったSF的な観点が込められており、広いスケール感で人間の想像力をとらえようと試みている。
HAGIWARA PROJECTSでの初個展となる本展では、複数配置された鉄パイブの立体にアニメーションを投影したインスタレーションを発表。渡邉が作品のテーマのひとつとする「光」について、反射や屈折といった現象を通して知覚する空間を展開する。