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Collection 1

ジョージ・クルックシャンクのオムニバス展

伊丹市立美術館|04.05 - 05.25

『クルックシャンクのおとぎ話3 シンデレラとガラスの靴』より 1854  エッチング

『クルックシャンクのおとぎ話1 ホップ・オー・マイ・サムと7リーグの靴』より 1853 エッチング

『オリヴァー・ツイストの冒険』より 1838 エッチング

ジョージ・クルックシャンク 世界中が1851年の大博覧会見物に行く(『1851年、サンドボイ夫妻一家の物語 ―上京して万博を楽しむ』より) 1851 エッチング

ジョージ・クルックシャンク 酒乱の子どもたち 第8図 1848 グリフォグラフ

ジョージ・クルックシャンク アルバムのためのスケッチ 1826 エッチング / 透明水彩(手彩色)

ジョージ・クルックシャンク 子どもの怪物 1826 エッチング / 透明水彩(手彩色)

 グリム童話やディケンズの小説『オリバー・ツイスト』の挿絵を手がけた19世紀イギリスの版画家、ジョージ・クルックシャンクの画業を一望する展覧会が開催される。

 絵で時事を面白く伝える諷刺版画が娯楽だったイギリスで、挿絵入りの小説は19世紀半ばから隆盛。教育や印刷の発展によって多くの人々が小説を読むようになり、それまで活躍していた諷刺画家たちが挿絵も手がけるようになった。

 1枚の絵で多くの情報を伝えてきた諷刺画から挿絵の転換期のなか、クルックシャンクは両方の第一人者として力量を発揮。代表的な挿絵として、映画や舞台にもなったディケンズの名作 『オリヴァー・ツイストの冒険』を描き、登場人物や場面などの視覚的イメージを創り上げた。

 このほかに、夏目漱石が『倫敦塔』を書くきっかけとなったハリソン・エインズワースとの共作『ロンドン塔』や、グリム童話の最初の英語版『ドイツ民話集』など、イギリス文壇の花形たちと組み、後世にも影響を与えた。また、挿絵画家の地位を守ろうと奮闘したことでも知られている。

 本展では、クルックシャンクの代表的な物語挿絵をはじめ、ロンドン下町での日常風景や社会的時事、最新ファッションなどの諷刺版画ほか約200点を紹介。諷刺画から挿絵への過渡期に生き、才能をふるったクルックシャンクの作品世界に迫る。