EXHIBITIONS
特別展 浜田知明回顧展 忘れえぬかたち
過酷な戦争経験を原点に、ユーモアをもって社会や人間を鋭く表現した版画・彫刻家の浜田知明。初年兵として抱えた心の痛みと、相反する侵略者としての自己を見つめた銅版画シリーズ「初年兵哀歌」で戦後日本の版画に新たな地平を拓き、一貫して「戦争」を主題に制作を行った。
1956年に「初年兵哀歌」のうち《歩哨》がルガノ国際版画ビエンナーレ(スイス)で受賞、89年にはフランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受章。近年では、2008年にウフィツィ美術館(イタリア)で日本人版画家として初個展を開催、作品が収蔵され、国際的に評価されている。
「戦争の残酷さや悲惨さ、軍隊の野蛮さや愚劣さを描きたい」という強い意志を抱き、2018年7月に100歳で生涯を閉じるまで意欲的に活動した浜田。本展では、代表作「初年兵哀歌」シリーズをはじめ、初期作品や「初年兵哀歌」以後の版画・彫刻作品を通して、画家の知られざる側面を紹介する。
1956年に「初年兵哀歌」のうち《歩哨》がルガノ国際版画ビエンナーレ(スイス)で受賞、89年にはフランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受章。近年では、2008年にウフィツィ美術館(イタリア)で日本人版画家として初個展を開催、作品が収蔵され、国際的に評価されている。
「戦争の残酷さや悲惨さ、軍隊の野蛮さや愚劣さを描きたい」という強い意志を抱き、2018年7月に100歳で生涯を閉じるまで意欲的に活動した浜田。本展では、代表作「初年兵哀歌」シリーズをはじめ、初期作品や「初年兵哀歌」以後の版画・彫刻作品を通して、画家の知られざる側面を紹介する。