MIHO MUSEUM

　湖南アルプスの穏やかな山並みに囲まれた敷地に建つMIHO MUSEUMは、パリ・ルーヴル美術館のガラスピラミッドで知られる世界的建築家のI.M.ペイが設計を手がけ、1997年に開館。中国・東晋の詩人、陶淵明が漢詩『桃花源記』に描いた「桃源郷」の世界をモチーフに、枝垂れ桜の並木道、銀色に輝くトンネル、深い谷を渡る吊り橋を経て美術館棟へと続く。

　南館では、エジプト、西アジア、南アジア、中国・西域と、地域別に4つの展示室が設けられ、MIHOコレクションから世界の古代美術の名宝を展示。北館では、春・夏・秋の開館ごとに、内外からの出陳を含めテーマを定めた特別展を開催している。オリジナルグッズを揃えたミュージアムショップや、無肥料・無農薬の厳選食材を使用した喫茶、レストランを併設している。