EXHIBITIONS

アートみやぎ2019

2019.02.23 - 04.07

鈴木ヒラク Constellation #19ほか 2017 アーツ前橋(群馬)での展示風景 Photo by Shinya Kigure

狩野哲郎 あたらしい植物 2016 Courtesy of Yuka Tsuruno Gallery

木村剛士 in concrete(部分) 2017 FEIART MUSEUM(横浜)での展示風景

田中望 死者たちの杜へ 2016

留守玲 秩序の還元 2017

 宮城県ゆかりの現代作家を紹介する展覧会シリーズ「アートみやぎ 2019」。宮城県在住・出身、または県内で一時期を過ごしたアーティストを対象とし、独自の表現を提示する作品を展示している。

 8年ぶりの開催となる本展では、既製品や植物を組み合わせたインスタレーションで新しい空間をつくり出す狩野哲郎、彫刻の概念を再検証し、近年は彫刻を取り巻く外縁の環境にも目を向ける木村剛士、ドローイングを空間・時間の中での行為の軌跡として広くとらえる鈴木ヒラク、風土・歴史・社会事象などの総体としての「場所」との交渉の中から生まれる表現を探求する田中望、熔ける、錆びるといった鉄の表情を追究してきた留守玲の、気鋭作家5名が出品。

 絵画、立体作品、映像、空間全体を作品としたインスタレーションなど、様々な表現形式の作品が揃い、宮城県をめぐる今日の美術状況と、現代美術の多様さを体感できる。