蓮沼昌宏「数えることによって獲得するもの」

　蓮沼昌宏は1981年東京都生まれの画家、記録写真家。2010年に東京芸術大学大学院博士課程修了。物語や夢をテーマに、19世紀後半に考案されたフリップ・ブック（パラパラマンガ）の原理で絵が動く装置「キノーラ」を用いたアニメーション、写真や絵画を制作している。主な展覧会に、「20th DOMANI･明日展PLUS」（日比谷図書文化館、2017）、「瀬戸内国際芸術祭」（香川、岡山、2016）、「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」（新潟、2015）など。

　本展では、小さな出来事を記録するのに適した手回しのアニメーションと、アニメーションから構成した絵画作品を発表する。