EXHIBITIONS

縄文と沖縄

火焔型土器のシンボリズムとヒスイの道

2018.11.22 - 2019.01.20

火焔型土器  新潟県十日町市笹山遺跡 十日町市博物館所蔵

 1万年以上にわたって続き、高度な土器工芸や石材利用技術が発達した縄文時代。縄文人が生み出した数々の文化の中でも、縄文土器の代表例として知られる「火焔型土器」と、縄文人が珍重した「ヒスイ」をテーマとした展覧会が開催される。

 縄文時代中期に誕生し、その造形美で日本美術史において特筆する存在となっている火焔型土器。そして、新潟県糸魚川市周辺から産出されるヒスイは、縄文時代前期以降、日本各地に広く流通し、沖縄の島々にまで流通した。

 本展では、縄文人が土器に込めた思いや、長距離におよぶ縄文時代の交易ネットワークに焦点を当てながら、原始芸術の持つ野生的かつ豊饒なイメージを紹介する。