EXHIBITIONS
川島秀明「Youth」
川島秀明は1969年愛知県生まれ。91年東京造形大学卒業後、95〜97年まで比叡山延暦寺での仏道修行などを経て、2001年アーティストとしてのキャリアをスタートさせる。活動初期より一貫して自意識と向き合い、顔とそこに現れる繊細で複雑な感情を描き続けてきた。
これまでの制作活動の中で、細かな変化を遂げてきた川島の作品。09年頃までは、性別や年齢もわからない「顔」を空中に漂わせ、風になびく髪の流れが画面に独特な浮遊感を生み出していた。10年頃からは、人だとわかる上半身のポートレイト作品を制作。どこか憂いを帯びた目を持つ人物を描いた。川島は作風の変遷について、「普通に人物を描くようになったのは、自分としては『変えた』というより、その仮面を外した結果『元に戻った』という感じ」と語っている。
小山登美夫ギャラリーでは4年ぶりの個展となる本展では、画面に複数人、そして背景を描くことに挑戦した新作を発表。自意識、自己の内面から距離を置き、客観的な視点で描写された作品群は不思議な力強い存在感を帯び、作家の新たな展開を見せる。
これまでの制作活動の中で、細かな変化を遂げてきた川島の作品。09年頃までは、性別や年齢もわからない「顔」を空中に漂わせ、風になびく髪の流れが画面に独特な浮遊感を生み出していた。10年頃からは、人だとわかる上半身のポートレイト作品を制作。どこか憂いを帯びた目を持つ人物を描いた。川島は作風の変遷について、「普通に人物を描くようになったのは、自分としては『変えた』というより、その仮面を外した結果『元に戻った』という感じ」と語っている。
小山登美夫ギャラリーでは4年ぶりの個展となる本展では、画面に複数人、そして背景を描くことに挑戦した新作を発表。自意識、自己の内面から距離を置き、客観的な視点で描写された作品群は不思議な力強い存在感を帯び、作家の新たな展開を見せる。