EXHIBITIONS

マーク・テ+YCAM 共同企画展

呼吸する地図たち

チ・トゥー カット・グラス・ピース(草を刈る作品) Photo by Sakiko Yamaoka

やんツー Urbanized Typeface

ホー・ルイアン アジア・ザ・アンミラキュラス

 「地図」は近代化の象徴的産物のひとつとして、アジアにおいて国家の主権、文化、経済などを表出し、近代特有の空間概念や共同体意識を生み出す視覚的装置として機能してきた。

 国際交流基金アジアセンターとの共同主催のもとで開催される本展。「地図」によって規定されてきた「地理的身体」を静的なものとしてとらえるのではなく、「地図」と「地図」の間にある社会の変容を読み解き、人間のアクチュアルな身体的活動の集積からかたちづくられる「生きた地理的身体」を探求していく。

 キュレーターを務めるマレーシアの演出家、マーク・テをはじめとして、キュレーターの小原真史、演出家の高山明など、東南アジアと日本のアーティストやリサーチャーたちが参加。それぞれの視点から幅広い社会的事象をとらえ、レクチャーやパフォーマンス、インスタレーション作品などが公開される予定だ。イベントの詳細は、公式ウェブサイトからチェックしてほしい。