EXHIBITIONS

川角岳大「タイミングの拍子」

Fresh
2018.11.03 - 12.15

川角岳大 雨後と犬 2018

川角岳大 実 2018

 武蔵嵐山にアートスペース「fresh」(フレッシュ)が新たにオープン。展覧会の第1弾として、川角岳大(かわすみ・がくだい)による「タイミングの拍子」が開催されている。

 川角1992年愛知県生まれ、2017年東京藝術大学大学院美術研究科修了。主な展覧会に「VOCA展2017 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、2017)、「ki→」(gallery N、愛知、2017)、「アートアワードトーキョー丸の内2017」(行幸地下ギャラリー、東京、2017)などがある。

 これまで犬やスケートボード、車、パイナップルを主なモチーフに絵画作品を手がけてきた川角。既存の支持体や展示方法を疑い、ときにそれらを、木材や建築資材、文房具などを即興的に用いて、「建築化した絵画」と呼びうるようなインスタレーションとして発表してきた。

 本展では、川角自らが廃工場を改装してつくり込んだ空間に、新作約15点を展示。共同住宅、シェアアトリエも兼ねるアートスペースで、作品、空間、生活の奇妙な共鳴を見ることができるだろう。