EXHIBITIONS
辰野登恵子 オン・ペーパーズ
A Retrospective 1969-2012
ドットやグリッド、ストライプなどの規則的なパターンを用いた理知的な版画や、豊かな色彩で有機的な形象の油彩画を描いた辰野登恵子。本展は版画やドローイングなど、紙の仕事を中心に、辰野の画業を再検証する。
前半部では、自刷りのシルクスクリーン版画連作など初期作品から、独自の抽象表現の全体像を総観。続く後半部では、代表的な油彩と、それに関連する様々な版種による版画やドローイングを並置することで、油彩画と版画の豊かな相関関係を探る。
また、辰野は2006年に信濃毎日新聞に連載された辻井喬(堤清二)の随筆『漂流の時代に』の挿絵を担当し、風景や身近な草花、割れてしまった器など、まわりの事物を素直に描いた。この挿絵原画52点を初めて一堂に展示し、画家の知られざる一面にも光を当てる。
前半部では、自刷りのシルクスクリーン版画連作など初期作品から、独自の抽象表現の全体像を総観。続く後半部では、代表的な油彩と、それに関連する様々な版種による版画やドローイングを並置することで、油彩画と版画の豊かな相関関係を探る。
また、辰野は2006年に信濃毎日新聞に連載された辻井喬(堤清二)の随筆『漂流の時代に』の挿絵を担当し、風景や身近な草花、割れてしまった器など、まわりの事物を素直に描いた。この挿絵原画52点を初めて一堂に展示し、画家の知られざる一面にも光を当てる。