EXHIBITIONS

チェン・ラン「The Lament: Mountain Ghost」

チェン・ラン「The Lament: Mountain Ghost」(オオタファインアーツ、2018)での展示風景

 2014年『Randian』誌の「Best Young Video Artist」にも選ばれた中国出身の作家、チェン・ランの日本初個展が開催される。

 チェンは1981年生まれ。現在、杭州市を拠点に活動。2017年マドリード・フィルム・フェスティバルにて最優秀監督賞を受賞し、2015年、16年にAward of Art Chinaの「Best Young Artist in China」ファイナリストに選出された。2015年、Pierre Huber賞を受賞。 近年の展覧会に「Inside China: L’Intérieur du Géant」(パレ・ド・トーキョー、2014〜15)、「Diary of a Madman」(New Museum、ニューヨーク、2016)、「In Course of the Miraculous」(K11 Art Foundation、香港、2016)などがある。

 西洋のポピュラーカルチャーを切り口とした、映画さながらの美しさを持つビデオ作品で知られるチェン。本展では、展覧会タイトルと同名の新作ビデオ作品を紹介する。中国古代の詩人・屈原から着想を得た本作は、古代中国の審美感覚、現代を生きる若者の舞、上海の都市風景と電子音楽が複雑に重なり、見るものを魅了する。

 あわせて、ライトボックスやテレビスクリーンを用いて、顔料が液晶の上で広がる抽象美を体現した複数の立体作品も同時展示される。