EXHIBITIONS

みんなのレオ・レオーニ展

2018.10.06 - 12.16

レオ・レオーニ フレデリック 1967 Frederick © 1967, renewed 1995 by Leo Lionni / Pantheon
Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

レオ・レオーニ スイミー 1963 Swimmy © 1963 by Leo Lionni, renewed 1991 / Pantheon On Loan By The Slovak National Gallery

レオ・レオーニ おんがくねずみジェラルディン 1979 Geraldine, the Music-Mouse © 1979 by Leo Lionni / Pantheon Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

レオ・レオーニ アレクサンダとぜんまいねずみ 1969 Alexander and the Wind-up Mouse ⓒ 1969,renewed 1997 by Leo Lionni / Pantheon Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

レオ・レオーニ ペツェッティーノ 1975 Pezzettino © 1975 by Leo Lionni, renewed 2004 by Nora Lionni and Louis Mannie Lionni / Pantheon Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

レオ・レオーニ せかいいちおおきなうち 1968 The Biggest House in the World © 1968 by Leo Lionni, renewed 1996 / Pantheon Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

 赤い色をした兄弟の中で唯一黒い魚の物語『スイミー』が小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれる絵本作家のレオ・レオーニ。イタリアをはじめ欧米各地で活動した後、1939年アメリカに亡命し、グラフィックデザイナーとして活躍。59年、子供の絵本に初めて抽象表現を取り入れた『あおくんときいろちゃん』を出版して以降、40冊近くの絵本を世に送り出し、ねずみの『フレデリック』やしゃくとりむしの『ひとあし ひとあし』など、小さな主人公たちが「じぶんとは何か」を模索し学んでいく物語を、水彩、油彩、コラージュなど様々な技法によって描いた。

 本展では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯と重ね合わせながら絵本原画を展示するほか、アート・ディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を約200点の作品で紹介。レオーニが子供の絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも焦点を当てる。また『スイミー』の幻とされた原画5点も見どころのひとつだ。