EXHIBITIONS

画廊からの発言 新世代への視点2026

大久保智子展「糸と色 2026」

大久保智子《moire 2502》(2025)糸、塗料、木材 20 × 10 × 4 cm

 東京・日本橋のギャルリー東京ユマニテで「画廊からの発言 新世代への視点2026」の一環として、大久保智子による個展「糸と色 2026」が開催される。会期は7月20日~8月1日。

 「画廊からの発言 新世代への視点2026」は、銀座・京橋を中心とした8画廊が推薦する40歳以下の新鋭作家の個展を同時期に開催する企画で、1993年に始まり今回で27回目を迎える。ギャルリー東京ユマニテでは、2024年に続き2回目となる大久保智子の個展を開催する。

 大久保は2000年青森県生まれ。23年に筑波大学芸術専門学群構成領域を卒業し、25年に同大学人間総合科学学術院人間総合科学研究群芸術学学位プログラム構成領域を修了。在学中より関東を中心に個展やグループ展で作品を発表し、「第58回神奈川県美術展」奨励賞、筑波大学大学院博士前期課程修了制作展で茗渓会賞を受賞している。

 これまで糸を用いた立体作品を制作してきた大久保。木枠のなかに張られた糸によって色面を構成し、それを何層にも重ねることで、糸による新たな造形表現の可能性を追求している。糸の間隔や傾斜の角度、異なる色面の重なりなどを綿密に調整し、色の濃淡や全体的な色合いに表情を与えるほか、糸がない余白部分に現れる形や、作品タイトルにもあるモアレのように、鑑賞者の視覚の移動によって新たな模様が現れる点も特徴となる。

 本展では、新作を中心に約20点が展示される予定だ。