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EXHIBITIONS

ニューメディア/ニューテクノロジー/ニューアーティスト

2026.05.23 - 06.07

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 福岡市のArtist Cafe Fukuokaで、「ニューメディア/ニューテクノロジー/ニューアーティスト」が開催される。会期は5月23日〜6月7日。その後、8月15日〜9月13日にかけて韓国・ソウルのHOTEL ANTEROOM SEOULへと巡回する。参加アーティストは、たかくらかずき、小林健太、伊藤碧、みょうじなまえ、斉木駿介の5名。

 本展は、生成AIやVR、3DCG、NFT、アルゴリズム、インタラクティブメディアなど、複数のテクノロジーとメディアを横断するアーティストの実践を紹介する展覧会だ。昨今の技術的発展が表現の条件を根底から更新しつつある状況を背景に、テクノロジーを知覚や身体、記憶、コミュニケーションのあり方を変容させるメディアとして捉え直す試みとなる。展覧会タイトルに掲げられた「ニュー」という言葉はたんなる技術の新しさを指すものではなく、世界の見え方の変化や既存の制度への揺さぶりを意味しており、デジタルが日常化した時代において現代アーティストの輪郭がどのように更新されていくのかを空間を通じて提示する。

 参加作家の5名は、それぞれ異なるメディアと方法論を用いてアプローチを行う。たかくらかずきは東洋思想を再解釈したデジタル表現を、小林健太はデジタル加工を通じたイメージの物質性への問いを提示。伊藤碧は数学的アルゴリズムと芸術表現を融合させ、みょうじなまえは身体やアイデンティティをめぐるナラティブの実験を行う。そして斉木駿介はVRと風景の知覚を扱うインスタレーションを展開し、デジタルとリアル、身体と情報、個人と社会の関係性を多角的に探求する。

 また、本展における新たな鑑賞体験の試みとして、会場にはアーティストAIエージェント「ego Graphica(エゴ・グラフィカ)」が実装される。これは、作家へのヒアリングや過去のインタビュー情報をもとに構築されたAIエージェントを通じ、鑑賞者がスマートフォンやモニターから対話形式で作品の背景や作家の思考にアクセスできるシステムだ。

 なお、8月に予定されているソウル巡回展では、上記5名のアーティストに加え、韓国と台湾のゲストキュレーター(Leeji Hong、LEE CHIA LIN)によって選出された現地の若手アーティストとのコラボレーションも実施される予定だ。初日の5月23日には参加アーティストらを交えたトークセッションも開催予定。アジア圏における新しいメディアと技術をめぐる現代アートの動向を俯瞰する機会となる。