EXHIBITIONS

懐かしさの系譜─大正から現代まで 東京都コレクションより

2024.11.16 - 2025.01.08

川瀬巴水 雪に暮るる寺島村 1920年 東京都江戸東京博物館蔵

 東京都美術館で「懐かしさの系譜─大正から現代まで 東京都コレクションより」が開催される。

 川瀬巴水や土門拳がとらえた、近代化のなかで消え去った大正・昭和戦前期の情景への「懐かしさ」、戦後一気に流入したアメリカ文化に対する「懐かしさ」、そして高度経済成長を背景に均質化と変貌を繰り返す都市や郊外の街並みに向けられた「懐かしさ」。

 本展は、東京都立の美術館・博物館が所蔵する東京都コレクションの絵画、版画、写真などにおさめられた大正期から現代にいたる日本の風景をたどることにより、人々がそれらのなかに見出してきた「懐かしさ」とは何であるかについて、あらためて考えようとするもの。