EXHIBITIONS
ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子―ピュシスについて
アーティゾン美術館で「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×毛利悠子—ピュシスについて」展が開催される。
毛利悠子は1980年神奈川県生まれ。現在は東京を拠点に活動している。2006年に東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻を修了。おもな個展は、第60回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館(2024)、カムデン・アーツ・センター(2018)、十和田市現代美術館(2018)など。そのほか第14回光州ビエンナーレ(2023)、第23回シドニー・ビエンナーレ(2022)、第34回サンパウロ・ビエンナーレ(2021)などに参加している。
アーティゾン美術館では、2020年の開館以来、石橋財団コレクションとアーティストとの共演「ジャム・セッション」展を毎年開催している。第5回目となる本展は、国際的なアートシーンで注目を集めるアーティスト、毛利悠子を迎える。
毛利は、おもにインスタレーションや彫刻を通じて、磁力や電流、空気や埃、水や温度といった、ある特定の空間が潜在的に有する流れや変化する事象にかたちを与え、立ち会った人々の新たな知覚の回路を開く試みを行っている。
本展タイトルに含まれる「ピュシス」は、通例「自然」あるいは「本性」と訳される古代ギリシア語。今日の哲学にまで至る「万物の始原=原理とはなにか」という問いを生み出した初期ギリシア哲学では「ピュシス」が中心的考察対象となっていた。当時の著作は断片でしか残されていないが「ピュシス=自然について」と後世に名称を与えられ、生成、変化、消滅といった運動に本性を見いだす哲学者たちの思索が伝えられている。
毛利の国内初大規模展覧会である本展では、新・旧作品とともに、作家の視点から選ばれた石橋財団コレクションと並べることで、ここでしか体感できない微細な音や動きで満たされた静謐でいて有機的な空間に来場者を誘う。
毛利悠子は1980年神奈川県生まれ。現在は東京を拠点に活動している。2006年に東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻を修了。おもな個展は、第60回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館(2024)、カムデン・アーツ・センター(2018)、十和田市現代美術館(2018)など。そのほか第14回光州ビエンナーレ(2023)、第23回シドニー・ビエンナーレ(2022)、第34回サンパウロ・ビエンナーレ(2021)などに参加している。
アーティゾン美術館では、2020年の開館以来、石橋財団コレクションとアーティストとの共演「ジャム・セッション」展を毎年開催している。第5回目となる本展は、国際的なアートシーンで注目を集めるアーティスト、毛利悠子を迎える。
毛利は、おもにインスタレーションや彫刻を通じて、磁力や電流、空気や埃、水や温度といった、ある特定の空間が潜在的に有する流れや変化する事象にかたちを与え、立ち会った人々の新たな知覚の回路を開く試みを行っている。
本展タイトルに含まれる「ピュシス」は、通例「自然」あるいは「本性」と訳される古代ギリシア語。今日の哲学にまで至る「万物の始原=原理とはなにか」という問いを生み出した初期ギリシア哲学では「ピュシス」が中心的考察対象となっていた。当時の著作は断片でしか残されていないが「ピュシス=自然について」と後世に名称を与えられ、生成、変化、消滅といった運動に本性を見いだす哲学者たちの思索が伝えられている。
毛利の国内初大規模展覧会である本展では、新・旧作品とともに、作家の視点から選ばれた石橋財団コレクションと並べることで、ここでしか体感できない微細な音や動きで満たされた静謐でいて有機的な空間に来場者を誘う。