EXHIBITIONS

ザ・トライアングル MIKADO2:ワニのためのフーガ

2024.10.19 - 12.22
 京都市京セラ美術館で「ザ・トライアングル MIKADO2:ワニのためのフーガ」が開催される。

 MIKADO2(ミカド・ツー)は、山田周平、小池一馬、神馬啓佑の3人によるアーティスト・コレクティブ。「ha, ha, ha」をリピートする文字だけの平面作品や、「明るい未来」と表示されたネオンサインの作品などを制作する山田。文化人類学的な視点から各地の偶像をモチーフにしつつオリジナルなトーテムとしての陶の作品をつくる小池。個人的な体験と美術史をかさねて絵画表現を試みている神馬によって構成される。

 MIKADO2は、芸術のフォーマットに「欠落」または「ズレ」をつくり出し、そこに一見すると無意味な遊びのような制作行為と態度をともない、3人ならではの芸術表現を試みている。彼らはそれを「それは水切りに使われ、川底に沈んでしまう石のようだ」と言及している。