アートまるケット「つなぐ人 日比野克彦」

　岐阜県美術館で、アートまるケット「つなぐ人 日比野克彦」が開催される。

　本展は、岐阜の言葉で「まみれる」を意味する「まるけ」と「マーケット」に「アート」を結び付け、「アートまみれ」にしようとする企画。2015年度より3年間は展示室から庭園へ、次に美術館を飛び出し公園へ、人が自由に集まる企画へシフトし、現在も配信し続けている。

　22年度は「知る」をテーマに2組のアーティストを迎え、展示室と庭園を使いリアルへとリスタートするためのプロジェクトを行った。23年度は「展覧会の準備をしてます、展。」を開催。調査の様子、燻蒸や装丁など普段は見ることのできない工程を多くの方に紹介した。そして24年度は、新プロジェクト「つなぐ人 日比野克彦」を始動させる。

　ルドンが晩年に南仏のフォンフロワド修道院図書室のために制作した大作《昼》と《夜》の世界を、アーティストで岐阜県美術館長の日比野克彦が同館へとつなぐ。会期中にはルドンの絵画世界から日比野克彦が感じたイメージをライブペインティングによって鑑賞者に伝える展示となっている。