EXHIBITIONS
KAAT EXHIBITION 2024
南条嘉毅展|地中の渦
KAAT神奈川芸術劇場で「KAAT EXHIBITION 2024 南条嘉毅展|地中の渦」が開催される。
南条は1977年香川県生まれ。2001年東京造形大学造形学部美術Ⅰ類を卒業し、2002年に同大学研究科(絵画)を修了した。東京、和歌山を拠点に、風景とその場所性テーマとしたインスタレーションや絵画作品の制作活動を各地で展開。制作対象の場所に赴き、取材や調査を繰り返し、現在だけではなく歴史的・地理的側面からもその土地を考察し、複層的な表現方法をとる。また制作場所の土壌などをもちいることで、場所が持つイメージや時間を付与する試みも行っている。
2017年の奥能登国際芸術祭以降は、土、砂を主要な材料としながらも、音と光を加えノスタルジックな空間を通した劇場型のインスタレーション作品として新たな表現方法を確立。いちはらアート×ミックス (2017)、瀬戸内国際芸術祭での制作機会もかさね、奥能登国際芸術祭2020+ではアーティストとしてだけでなく「スズ・シアター・ミュージアム 光の方舟」のキュレーションと演出も担った。
KAAT EXHIBITIONは、KAAT神奈川芸術劇場の劇場空間と現代美術の融合による新しい表現を展開するKAAT独自の企画シリーズ。9回目となる本展は、南条によるここでしか見られない新作インスタレーションを展示する。
KAAT神奈川芸術劇場が建っている地域は、古くは先史時代から人々が住み始め、文明開化の明治時代には開港地として外国人居留地が設置され、現代の横浜の発展へとつながる重要な場所であり、現在でも地層のなかからその痕跡が発掘されている。 本展は、横浜の地中へと潜り、地層のなかに埋もれた現代に至る歴史や人々の暮らしの痕跡から、そこに生きた「某(なにがし)」を感じることで、現在人々が見ている景色や暮らしを再認識するものとなっている。
南条は1977年香川県生まれ。2001年東京造形大学造形学部美術Ⅰ類を卒業し、2002年に同大学研究科(絵画)を修了した。東京、和歌山を拠点に、風景とその場所性テーマとしたインスタレーションや絵画作品の制作活動を各地で展開。制作対象の場所に赴き、取材や調査を繰り返し、現在だけではなく歴史的・地理的側面からもその土地を考察し、複層的な表現方法をとる。また制作場所の土壌などをもちいることで、場所が持つイメージや時間を付与する試みも行っている。
2017年の奥能登国際芸術祭以降は、土、砂を主要な材料としながらも、音と光を加えノスタルジックな空間を通した劇場型のインスタレーション作品として新たな表現方法を確立。いちはらアート×ミックス (2017)、瀬戸内国際芸術祭での制作機会もかさね、奥能登国際芸術祭2020+ではアーティストとしてだけでなく「スズ・シアター・ミュージアム 光の方舟」のキュレーションと演出も担った。
KAAT EXHIBITIONは、KAAT神奈川芸術劇場の劇場空間と現代美術の融合による新しい表現を展開するKAAT独自の企画シリーズ。9回目となる本展は、南条によるここでしか見られない新作インスタレーションを展示する。
KAAT神奈川芸術劇場が建っている地域は、古くは先史時代から人々が住み始め、文明開化の明治時代には開港地として外国人居留地が設置され、現代の横浜の発展へとつながる重要な場所であり、現在でも地層のなかからその痕跡が発掘されている。 本展は、横浜の地中へと潜り、地層のなかに埋もれた現代に至る歴史や人々の暮らしの痕跡から、そこに生きた「某(なにがし)」を感じることで、現在人々が見ている景色や暮らしを再認識するものとなっている。

