小松原智史「ふたたび巣をたてる」

　the three konohanaで、小松原智史による個展「ふたたび巣をたてる」が開催される。

　前回の個展「ばける｜きえる｜うけいれる」では、屋外での作品発表や海外での滞在制作など、新たな環境のもとで制作、発表を重ねた。そこで現れてきた小松原の新たな表現のバリエーションを、平面作品のなかに引き戻す意識で制作した作品群を発表した。それに続く本展では、近年の自身の環境変化から現れたもうひとつの側面、空間への向きあい方が主題となる。

　本展では、2018年の同廊での個展以来取り組み続けてきた、空間へのアプローチに特化した作品群を中心に構成。次の表現の構築に向け、2018年から時間をかけ模索し続けてきた過程においての大きな区切りとなる。