西澤知美「細胞の痕跡」

　GALLERY KTO 新宿で、西澤知美による個展「細胞の痕跡」が開催されている。

　西澤知美は東京都生まれ、東京藝術⼤学⼤学院美術研究科 先端芸術表現専攻修了。医療や美容という観点からみた「生命」 をテーマに、自身の身近な日常風景をもとに、インスタレーションや彫刻、立体作品を展開している。近年は、雑誌のメイクページや、webサイトのビジュアルデザイン、イベントブースデザインなど、アートディレクターとしても活動。

　西澤は「人は死んだ細胞に包まれて生きている。また異物を体内ないしは体表面に装着し、それらを自分の細胞の一部とみなしている自己も存在する。」（ステートメントより）と述べている。本展は、自己とは何かを探る試みとなる。