EXHIBITIONS
野村絵梨「垢も身のうち」
和田画廊ならびにAMMON TOKYOで、野村絵梨による個展「垢も身のうち」が開催される。
野村は東京都生まれ。2019年東京藝術大学美術研究科彫刻専攻を修了した。大学時代に石彫で学んだカービングと、卒業後に始めた3Dモデリングの要素を組みあわせ、身の回りのありふれたものを、CGと現実のあいだから記録している。現在は、子供に美術を身近に感じてもらうために、制作活動と並行して、粘土ワークショップを企画・開催している。
野村の作品は、スタイロフォーム(おもに断熱材として知られる)と呼ばれる水の重さの約30分の1という軽量素材を用いて生み出される。その佇まいはミニチュアを彷彿とさせ、こどものころに人形遊びをしたときのおもちゃのような愛らしさを持ちあわせているが、概ね原寸大でつくられる作品は物質の重量感・存在感は削ぎ落とされ、簡略化されている印象も与える。野村はそのなかに日常の暮らしの痕跡「垢」を垣間見る瞬間があるという。
本展ではWADA GAROU TOKYO Lab.の2階を制作レジデンスとし、作家が滞在期間に制作した作品を中心に同レジデンスの3階と神保町AMMON TOKYO の2会場で展示を行う。
野村は東京都生まれ。2019年東京藝術大学美術研究科彫刻専攻を修了した。大学時代に石彫で学んだカービングと、卒業後に始めた3Dモデリングの要素を組みあわせ、身の回りのありふれたものを、CGと現実のあいだから記録している。現在は、子供に美術を身近に感じてもらうために、制作活動と並行して、粘土ワークショップを企画・開催している。
野村の作品は、スタイロフォーム(おもに断熱材として知られる)と呼ばれる水の重さの約30分の1という軽量素材を用いて生み出される。その佇まいはミニチュアを彷彿とさせ、こどものころに人形遊びをしたときのおもちゃのような愛らしさを持ちあわせているが、概ね原寸大でつくられる作品は物質の重量感・存在感は削ぎ落とされ、簡略化されている印象も与える。野村はそのなかに日常の暮らしの痕跡「垢」を垣間見る瞬間があるという。
本展ではWADA GAROU TOKYO Lab.の2階を制作レジデンスとし、作家が滞在期間に制作した作品を中心に同レジデンスの3階と神保町AMMON TOKYO の2会場で展示を行う。