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EXHIBITIONS

江戸絵画の華 第1部 若冲と江戸絵画 / 第2部 京都画壇と江戸琳派

2023.09.15 - 10.29, 2023.11.10 - 12.24

伊藤若冲 鳥獣花木図屏風 江戸時代
紙本着色 各 168.7 × 374.0 cm 出光美術館

 出光美術館(門司)で 「江戸絵画の華 第1部 若冲と江戸絵画 / 第2部 京都画壇と江戸琳派」が開催されている。

 2019年に、アメリカの日本美術コレクター、エツコ & ジョー・プライス夫妻(プライス財団)によって蒐集された作品の一部が、同館のコレクションに加わった。

 江戸時代の絵画を中心に構成されたプライス夫妻のコレクションは、これまでも日本国内で広く紹介され、多くの美術ファンの目を楽しませてきた。

 なかでも、その飄逸な造形感覚と描写力によって、いまや人気画家となった伊藤若冲(1716〜1800)の魅力は、プライス・コレクションによって発見されたとされている。このほかにも、若冲とともに18世紀の京都画壇をリードした円山応挙(1733〜95)とその才能豊かな弟子たちによる迫真的な絵画、江戸の地に琳派の美術を導いた酒井抱一(1761〜1828)とその弟子・鈴木其一(1796〜1858)の洗練された花鳥画、勝川春章(1743〜92)による優艶な人物画など、江戸絵画の名品は数多い。

 本展では、里帰りを果たした約190件のなかから選び抜いた40数件の作品を2期にわけて展覧。大らかで斬新な発想と、それをかたちにするためのテクニックによって、観者に驚きをもたらす江戸絵画の世界が広がる。