加賀美健「ミニマリズム」

　NADiff Galleryで、加賀美健の個展「ミニマリズム」が開催されている。

　加賀は、社会現象や時事問題、カルチャーなどをジョーク的に変換し、彫刻、絵画、ドローイング、映像、パフォーマンスなど、メディアを横断して発表してきた。皮肉とユーモアを交えた作品は、美術史やアートマーケットに対する軽やかで鋭い批判を内包している。

　本展では、「ミニマリズム」という美術史に言及した展覧会タイトルのもと、加賀美健が最小限の美を追求するあまり、たどりついた表現を展示する。「制作手法の過程」から「思考の過程」へと、新たな段階へ進む彼の最新作となる。
　
　なおNADiff a/p/a/r/tの15周年リニューアルオープンの第1弾となる本展では、リニューアルを記念して、2018年からリリースしてきた「Ken Kagami×NADiff オリジナル缶バッジ」を直径25cmの特大缶バッジにして展示する。