EXHIBITIONS

野又 穫 Continuum 想像の語彙

展示風景より

展示風景より

展示風景より

 現実と地続きにある非現実のような独特な世界を描く画家・野又穫(1955〜)。東京オペラシティ アートギャラリーの企画展示室では初となる個展「野又 穫 Continuum 想像の語彙」が7月6日に開幕する。

 野又は東京藝術大学でデザインを学んだのち、広告代理店のアートディレクターとして勤務するかたわら絵画を制作。1986年に佐賀町エキジビット・スペースでの個展を皮切りに、いくつかの個展を開催して作家活動に専念することとなり、以降「知る人ぞ知る」作家として熱心なファンの注目を集めてきた。

 東京オペラシティ アートギャラリーのコレクション寄贈者・寺田小太郎も野又作品のファンであり、1980年代より毎年作品を収集し、現在では代表作40点あまりが収蔵されている。本展では、同館のコレクションや作家所蔵のものを含む、初期から最新作までを一堂に展示。野又作品の全貌が総覧される。