EXHIBITIONS

“花はどこへ行った ?〜Where have all the flowers gone?”

WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO
2023.06.05 - 06.25

メインビジュアル

 WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYOで、ミレイヒロキによる展示「花はどこへ行った ?〜Where have all the flowers gone?」が開催される。

 ミレイヒロキは2人の人間でありながら、1人の芸術家として活動している。ミレイヒロキは、1993年よりアメリカの西海岸に残っていたヒッピーカルチャーを中心に、グラフィティ・ヒップホップカルチャーに影響を受けてグラフィティ集団KBHの唯一の日本人として、クレヨン、アクリル、スプレー、油等の画材を使い"花"を描き始める。

 2007年に渋谷スクランブル交差点でゲリラパフォーマンス「100UMBRELLAS」を行うなど社会問題へのメッセージとともにハプニングのアート活動を行なっている。そのほか東京を中心に、京都、広島、福島、熊本など多数の街や、東日本大震災の被災地、広島の原爆ドームなど日本国内の戦争や震災とによる破壊のあった歴史的場所に訪れ、"花"を咲かせるという活動を行なっている。

 本展に向けて制作した100号8点からなる連作シリーズは「花と死には類似点がある」という言葉からインスピレーションを得て作品を制作。花が持つ生と死の関連性や生命力を表すことに着目し、自分たちのなかにある"花"を描く衝動や動機を探求し、生き続ける花と枯れていく花の相対性を描いている。手法は90年代にロサンゼルスやニューヨークで活動したグラフィティアーティストや、ロサンゼルスを拠点に活動するアーティスト集団KBHとの関わりのなかで体現したスプレーペインティングから引用している。